リーディング問題は、様々な形式の英文や資料の読み取りという点で昨年と大きな変化は
ありませんでしたが、本文と設問、選択肢を合わせた総語数は約6000語で昨年よりも約500語増えました。
身近なトピックが多く、知識量よりもいかに早く正確に情報処理できるかが試されました。
語彙は難解なものはありませんが、情報量が多いので整理しながら読まないと問題と本文を行ったり来たりして、タイムロスしてしまいます。
特に大問6はプラスチック7種類の特徴の説明、大問4では各店舗の割引率や保証適応期間など、
細かい情報を見落とすとミスしてしまうので注意が必要です。
リスニング問題では、大問1、2は英文を2回放送、大問3、4、5、6では1回放送されました。
TOEFL、TOEICなどの英語資格試験同様、英語の多様性を意識して異なるアクセントの話者が登場していたのが印象的です。
また、共通テストではこれまでのセンター試験とは異なり、
リーディング100点、リスニング100点と同じ比率での配点となるため、これまで以上にしっかりとした対策が必要になります。
全体的に平易な英文で構成され、日常的な場面での会話が中心でした。
大問4以降はTOIECと同様の図表を参照しながら英文を聞いて答える形式なので、資料の先読みに加え、選択肢の速読が必須です。
特に大問5のGig Work(単発の仕事を受ける働き方)に関する問題は、前半の説明文を聞いて一気に6問の問いに答え、そのあとに後半の説明文を聞いてさらに1問答えるという形式。選択肢も多く、本番で時間が足りなくなった受験生もいたでしょう。
ただ、Gig Workについての基礎知識があればある程度答えを予想できる内容でした。
日頃から様々な分野の話題にアンテナを張れているかも試されています。
総じて、リーディング、リスニングともに日本語に逐次変換していては明らかに時間が足りなくなります。
いきなりこの量の英文を処理できる人はいません。短い英文からはじめ、少しずつステップアップしていくことが重要です。
YOM-TOXでは、小学校低学年のうちから英語の音声を聴きながら本を読んでいくことにより、
リーディング力、リスニング力の土台を作っていきます。分かりやすく、楽しい英文にたくさん触れることで、英語を英語のまま理解していく力を養っていき、長い文章でも抵抗なく読めるようになっていきます。
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