ことばの学校ブログ
「ぼくはおばけのおにいちゃん」という本は、1年生に何度も読みたいというリクエストを受ける本の1冊です。
魅力はなんでしょう?
①まず、大人には単純に感じるストーリーですが、それは絵を見る余裕を持たせる意図があるようです。
星空の絵が見開きいっぱいに広がったり、おばけが紙面を縦横無尽に飛び回る様子が躍動感を感じます。
②また、ことばに着目すると「ひゅうひゅうひゅう。」「おーい、おーい、おーい」など
オノマトペや繰り返しが多用されます。
音やようすを言葉にするという文章ならではの世界に誘います。
考えてみると、
①単純明快なストーリー
②繰り返し
という人を読書の世界に引き込む要素の王道がありました。
1年生に学んだ1冊です。