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読書から国語力を育てる「ことばの学校」

ことばの学校ブログ

読書感想文(3)

前回の続きです。
前回は、読書感想文がキライな理由を、ある学校の先生の調査を引用させていただき、
ご紹介しました。

書き方がわからない」という、子どもたちの実態。

これは、学校の先生の責任ばかりではありませんね。もっと、書くための指導時間、練習時間の
比重を、国語の中で高めていく、宿題としてルーチン・ワークにしていく、そういうことを
国レベルで徹底しないと、そうそう簡単には解決しないと思います。

そうなんです。書く技術というのは、
「聞く」
「話す」
「読む」
「書く」
の4技能の中で、もっとも濃い指導と時間をかけた修練が必要な、

高度な技術なのです。はい。

 

しかし、

現実には、あんまり時間をかけていられない、手間をかけられない指導

となっているのではないでしょうか。

だから、文部科学省がもっと国語の指導要領を改善して、

「書く」指導時間を増やしていけばよいのです。

その中で、読書感想文の書き方についても、

充実した指導内容

じっくり手間をかけた反復練習を実践すること

が必要だということです。

では、今の指導要領に「読書感想文」の書き方が含まれていないか、というと
そうではなく、ちゃんとあります。

以前は小5~6年だったのですが、今は、

小3の下に前倒しされているんですよ。ご存知でしたか?

↓↓↓

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ちいちゃんのかげおくり目次

こちらをよーくご覧ください。

これは、全国で、いちばーん採用されている「光村図書」の「こくご」小3下の
目次を2つ並べたものです。

右が2011年以前の教科書、左が2012年以降の教科書です。

よーくご覧になるとわかりますね。以前は学習のねらいになかった

物語の感想をまとめよう!

という見出しがついているのが。

それにしても、小3の下ですから、10月くらいですね。

おわかりでしょうか。いくら前倒しになったといっても、感想文の書き方
を学習するのは、

小3の秋です!