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読書から国語力を育てる「ことばの学校」

ことばの学校ブログ

読書感想文(2)

前回のつづきです。

「読書感想文はほとんどの人がキライ

ある栃木県の小学校の先生が、受け持ちのクラスでこんな調査をしたそうです。

読書感想文を書くのが「キライ」な児童の割合:82.8%!!!!

すごいです。勉強のキライな生徒の割合がこんなに高かったら、
学校の先生の毎日は地獄ですね(笑)

たぶん、ふだんの勉強が「好き」な児童でも、読書感想文を書くことに関しては
キライ」なのでしょう。

そして、その「キライ」の理由で圧倒的なのは、「めんどうくさい」で58.6%

続いて、「書き方がわからない」が27.6%

さらに、「めんどうくさい」理由を掘り下げてみると、

「ことばで言う方がよい」(14%)
「考えてから書くのがめんどう」(14%)
という理由のほかに

どう書いたらよいかわからない」(10%)
感想が書けない(すじばっかりになってしまう)」(3%)
感想のまとめ方がわからない」(3%)

という具体的な理由が浮き彫りになったそうで、

つまり、

「ことばで言う方がよい」
「考えてから書くのがめんどう」(全体の28%) っていう子は、

読書感想文に限らず、何をやっても性格的にこうなんでしょう(笑)

「書き方がわからない」が27.6%

「どう書いたらよいかわからない」(10%)
「感想が書けない(すじばっかりになってしまう)」(3%)
「感想のまとめ方がわからない」(3%)

=全体の43.6%の児童は、「書き方がわからない」から嫌なんだと回答しているんですね。

このように

書き方がわからない」という児童が半数を占めるということは、

やっぱり、ちゃんと指導がいきわたっていないんだ! ということですね、はい。