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読書から国語力を育てる「ことばの学校」

ことばの学校ブログ

本の中にオノマトペが③

①それからも、(     )話は続いた。 「土手をかけおりよう」より
※あることが終わることなく続いているようす

②おソノさんは(     )薬箱のふたをあけました。「魔女の宅急便2」より
※動作にうれしさがあらわれているようす

③信夫は(     )貞行を見た。 「塩狩峠」より
※恐れてためらいながら物事をするようす

④(     )みとれていると 「オズの魔法使い」より
※あることに心がうばわわれているようす

⑤目を細めて文字をたどっている顔が(     )うかんでくる。「おじいちゃんがわすれても…」より
※「あたかも目の前にあるかのように」という意味で

本日のオノマトペは、いろんな本の中から、オノマトペを効果的に使った文を選び、入試問題形式にしてみました。

ア.ありありと

イ.いそいそと

ウ.うっとりと

エ.えんえんと

オ.おずおずと

いかがですか。

上述のように、様々な本の中でオノマトペは効果的に使われているのがおわかりいただけるかと思います。
それぞれの文は、オノマトペがなくても意味はわかります。

しかし、「※印」で示しているとおり、オノマトペを効果的に用いることで、
その場の雰囲気や作中人物の動作・表情・しぐさがより臨場感を増して読者に伝わりやすくなります。

こうした語彙力を身に備えておくと、文章によって表現する=作文する際の描写力が格段に高まること
はいうまでもありませんね。

本の中はことばの宝箱です。