<ANDゼミナールからのお知らせ>ことばは世につれ、世はことばにつれ・・・


こんにちは、ANDゼミナール(アンドゼミナール)です。ANDゼミナール(アンドゼミナール)は日本橋人形町にある塾です。

今日のお題は:「ことばは世につれ、世はことばにつれ」です。

今朝の各新聞紙面で「文化庁 国語に関する世論調査」が取り上げられていました。


これは毎年、年度末に文化庁が実施している国語に関する世論調査です。国語に対する意識の問題から、表記の仕方、外来語の扱い、新しい表現をどう思うか等の項目についての調査したものです。

「最近の若者言葉は乱れている」などと言われたのはもう何十年も前のことです。毎年同じことが言われ続け、乱れていると言われた言葉を使っていた人たちが、今はそこそこの年代になっています。そしてそこそこの年代になっている人たちは「今の若者は・・・」などと嘆いて?いるわけですね。

つい先日もここで書かせていただいたとおり、ことばの使い方と言うのは絶対的に正しいというものが未来永劫続くわけではなくて、誤った使い方であったとしてもそれが多数派になれば、いずれは正用法と変わっていきます。好ましい変化もあれば好ましくない変化もあります。

ことばはコミュニケーションのツールですから(ツールだけじゃないですけど)、ある程度多数の人たちが共通認識を持った使い方をしないと、その使命を果たせませんね。

例えば、この調査で記載されている「句読点」の使い方はどうでしょうか。
どういうときに句読点を使うのか、というとかなり難しい問題になってしまいますが、「、。」なのか「,.」なのか、と言われたらどうでしょうか。

今日、学校教育(小学校)で普通に使われているのは「、。」の方です。ですから調査の結果でも6割ほどの人は「、。」の方を好ましいとしているようです。もちろん、縦書きか横書きか、という書字方向で変わる可能性はあります。2割ほどの人は「,。」の方を好んでいるようです。ちなみにこの文化庁の調査報告では「,。」を使っているようですね。(私は「、。」派です・・・って誰も聞いてないか。)


ビジネス文書では「、」ではなく「,」の方が目につくようです(感覚値ですが。)今後どう変わっていくかは、この調査を追いかけていくと面白いかもしれません。

そもそもスタートの「国語について関心があるか」という質問について、関心がある人たちは8割前後います。関心はあるけど、正しく使おうとか、どちらが正しいか、ということにはあまり関心がない?のかもしれません。

お役所の文書には独特のルールがあります。誤解が生じないようにするためもあるでしょうし、なんだかわからないけど昔からのルールということもあるでしょう。

私が以前勤務していた自治体でも、お役所文書の表記ルールを記載したパンフレットがありました。サッと見てみると「どうだっていいじゃないか」と思うところがほとんどなのです・・・。

例を挙げるとAとBを並列にするときに「AもしくはB」という時、ひらがなで「もしくは」とするか漢字を使って「若しくは」とするか。公用文書では漢字の方を使うことになっています。これはお役所文書だけでなく、法律・条令などでも漢字ですね。

今、パソコンでこの文書を作っていますが、「わたしたち」と言う変換をすると(WindowsデフォルトのMS-IMEでは)「私たち」が出ます。「私達」という表記もありますよね。公用文書では「私たち」の方だそうです。

そういえば「こども」を変換する時に「子供」なのか「子ども」なのか迷ってしまいます。

お役所文書のみならず、会社や特定の社会ではそこだけで通用する書字ルールのようなものを定めていることがあります。

新聞社はこの点かなり厳格にルールを守っていますね。書字だけでなく、文体とか、文を書く時にどのような順で言葉を並べるかとか、そういう表記方法まで定めているところもあります。新聞記事の一部を見ただけで「朝日」「産経」など区別ができることもあるそうですよ。(参考:記者ハンドブック:共同通信社、朝日新聞の用語の手引き:朝日新聞社 等)

さて、今回の調査で私が気になったのは「檄」です。

「檄文」・・・と聞いて何を思い出します?(何も思い出さないなんて言わないでくださいよ。)
古くは五・一五事件で青年将校がぶち上げた「檄文」。あるいは作家の三島由紀夫が陸上自衛隊市谷駐屯地で自決する前に出した「檄文」などがありますね。

この「檄文」ということを知っていれば「檄」がどのような意味を持つ漢字なのかはすぐにわかるでしょう。日本史の授業などでも「五・一五事件の檄文、決起趣意書」などと教わることが多いのではないでしょうか。

つまり自分の気持ち・考えを広くみんなに伝えたい、というものです。(青年将校や三島由紀夫がやったことの評価はここではしません。いろいろ難しいですから。あくまでも歴史的事実として。)

ところが「檄を飛ばす」がいつの間にか「元気のないものに刺激を与えて元気づける」という意味で使われることが増えてしまったんですね(今のところ減少傾向みたいですけど)。まぁ「檄」と「激」、似たような字なのでごっちゃになったってことでしょうか。

「国語に関心がある」のは大いに結構、「国語を大切にする」のもとても大切。ですから、もう一歩踏み込んで、辞書を引いたりして「正しい用法」を身に着けていくことが重要なのではないでしょうか。

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