<ANDゼミナールからのお知らせ>「オレはタヌキだ」?「太郎君は次郎君を食べました」?ことばって難しい


こんにちは。
ANDゼミナール(アンドゼミナール)日本橋人形町校です。

今から40年ほど前のお話です。
空前の?日本語ブームでした。
当時國學院大學の教授、大野進大野晋先生が「日本語を遡る」という新書を出したのがきっかけでした。(それまでにも何度か日本語ブームというのはありましたが。)

私たちが普段使っている日本語、いったいどこから来たものなの?という自然な疑問に答える内容です。
英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語などは、多分数千年前の先祖がどういう言葉でどんな単語が使われて発音はどうだったか、という推測ができます。

例えば英語、ドイツ語、フランス語はインドヨーロッパ語族という大きなファミリーに属していて、言ってみれば兄弟語。ですから文法も似通っているし、単語も共通のものが多く含まれています。ヨーロッパの人たちが母国語以外にもう一か国語を普通に話しているってこういう背景があるんですね。イギリスやフランスでは二か国語を話すのが普通なのに、日本では6年間も英語をやっていて、しゃべれないじゃないか、などと言う人がたくさんいますが、こういう背景があるわけです。それに比べると、日本語は英語とは全く別系統(らしい。)だから英語をマスターするのは難しい・・・という言い訳に使えますね。

さて、40年前の日本語ブームの時にこんな題材がありました。
土用の丑の日。サラリーマンが数人、日本食店へ。
A:「俺はタヌキ」
B:「俺はウナギだ」

これって、英語に直すとどうなります?まさか”I’m a raccoon.” ”I’m an eel.”
こんなことを言ったら、アメリカ人にどう思われるか。考えてみれば妙な日本語ですよね。ちゃんと「俺はタヌキそばを食べる」「俺はウナギ重を食べる」と言えばいいのですが、そういう人は極めて稀。これをどう説明するか。

またこんな題材もありました。
日本語の主語は「~は」「~が」です。
象は鼻が長い・・・この文の主語は?
そりゃ、~は、だから「象」でしょう。
でも、長いのは鼻だから「鼻が」が主語じゃないの?

正解は??英語なら”The trunk of the elephant is long.”と主語は「鼻」とはっきりしてきます。

かくして、「日本語は難しいだろ!」という結論がでてきたものです。日本語が特別に難しいかどうかは別にして、言葉はコミュニケーションの主要な手段ですから、言葉の使い方に意識を持つのは至極当然のこと。その当時はこんな形で日本語の議論が延々と続いたものでした。大学で国文学を専攻している人たちに限らず、新聞の読者投書欄や、街中でふつうにこういう話題が取り上げられていました。日本語が乱れている、今の若者は(年寄りは)・・・などと言っている今よりは国語の意識が高かった?のでしょうか。

「俺はウナギ」とか「象は鼻が」はAIとか人工知能で解決できたのかもしれません。最近は別の例文が話題にのぼっている(らしい。)

AIで日本語を分析する時に、一番最初に出るのが「形態素分析」、外形から判断していくものです。その外形だけで判断するととんでもないことになるよ、というのが次の例です。

「寿司屋さんで太郎君はマグロとイクラを食べました。」
Q:さて、太郎君が食べたものは?
A:マグロとイクラですね。

では
「寿司屋さんで太郎君は次郎君とマグロを食べました。」
Q:さて、太郎君が食べたものは?
A:次郎君とマグロ?

あり得ないことですが、形だけで判断するとこんなことに。実際には辞書機能が働いて「食べる」という動詞につながるのは、通常は食べ物で、人間はない、というようにはじき出してくれます。
猛暑の折、日ごろ使っている日本語をちょっと深く考えてみてはいかがでしょうか。

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